第44章出会い

翌朝、リリーはチェイスを、二人が最初に世話になった病院へ連れ戻した。ようやく落ち着きかけたところで、消毒液の匂いが漂う廊下を、オリヴィアが駆けてきた。スニーカーは水を吸ってぐっしょり濡れている。

髪は額に貼りつき、ジャケットの左肩には雨で濃い染みができていた。

「チェイス、ねえ……また手術なの?」オリヴィアは勢いよく扉を押し開け、彼の姿を見た途端、目に涙をためた。

「具合はどう? ひどいの? どこをどうして怪我したの?」ベッド脇へ駆け寄りながら矢継ぎ早に問い、視線で彼の身体をさっと確認して、包帯の巻かれた脚で止まる。

チェイスはくすっと笑った。「オリヴィア、大丈夫だよ。それより、どうし...

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